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2015年09月26日

機動力野球からの脱却

最後の正念場と位置づけていた9月18日からの12連戦。その半分を消化した時には優勝の可能性が消え、今やAクラスさえも黄信号から赤信号に変わろうとしています。

昨日までの時点で1勝7敗となってしまったその要因は得点力不足の一言に尽きます。8戦で12点。1試合平均1.5点では勝てるわけがありません。いや、12連戦が始まる以前から一桁安打の連続試合記録が続いており、それでも最初勝てていたのは投手が抑えていたから。少しでも失点が増えるとどういった状況になるか、想像は難しくありませんでした。

・ヒットを欲しがるゆえの悪循環

ヒットが出ていないことで余計にHのランプを欲しがり、バットに当てに行くという悪循環が生まれているように思います。そういったスイングでは長打が出ません。カープの選手の力強いスイング、最近見覚えありますか?なんと先月28日以来、ほぼ1ヶ月近くエルドレッド以外の選手のホームランが出ていません。今季、エルドレッド以外の選手が計79の本塁打を放っているのに、それが1ヶ月の間まったく出ていないのです(田中の本塁打の誤審はありましたが)。もちろん、シーズン終盤で疲労といったものもあるでしょうが、それを考慮してもいかに各選手が振れていないかがわかります。

・必要なのは安打数ではなく長打

一気に得点を引き寄せるのは長打です。それはホームランでなくても構いません。今のチーム状況では、バントで送って一死二塁にしたところで得点できる気がしませんよね。それならば、無死二塁にしたり、一塁ランナーを一気に帰すぐらいの長打を狙っていってよいでしょう。いや、なんでもかんでも振って行けということではなく、打者有利なカウントであれば狙い球を絞って思い切ってスイングすべきということです。

現在のカープの打者は、打者有利のカウントにもかかわらず、何を狙っていたかわからない中途半端なスイングで凡退していることが目立つように思います。そんなカウントで当てに行き、たとえ単打が出たところで投手からしたら四球と一緒ですからさしてショックはありません。

・OPSという数字

打者の能力を測る指標の一つとしてOPSというものがあります。「マネー・ボール」で一躍有名になったセイバーメトリクスと呼ばれるもので、野球に詳しい人であれば一度は耳にしたことがあるはず。OPSとは出塁率と長打率を足したものであり、実際、このデータをもとにアスレチックスは強豪チームを作りあげたのですから、机上論を越えた重要視すべき数字の一つだといえるでしょう。

残念ながら、現時点ではカープには高水準の選手がいないのですが、9月25日終了時点でのトップ5は、小窪.809、松山.789、エルドレッド.777、丸.767、鈴木誠.753となります。こうなると、小窪をスタメンで使い続けたり、左右関係なく松山を使ったり、鈴木誠也を主軸候補としてクリーンナップに据えるといった案が出てきてもいいでしょう。

ちなみに、ヤクルト山田哲人のOPSは、脅威の10割越え。1.028です。打率以上に打者としての差があることがわかります。

・機動力野球という幻想

話が少し逸れましたが、今季のように得点力不足に陥った場合、広島カープという球団は必ずといっていいほど機動力に解決の糸口を見出そうとします。それは伝統というものであり、実際に黄金時代にはそれで勝利を積み重ねてきました。

ただ機動力野球とは走れる選手がいるからこそできる芸当であり、現実として現在のカープにどれほど走れる選手がいるでしょうか。平均以上の走力を持つ選手はたくさんいますが、単独スチールの狙える選手となると赤松ぐらいではないでしょうか(野間の将来性には期待)。他の選手は盗塁を試みるものの成功率が低く、単独で仕掛けにくいのが現状です。

もちろん走塁の技術や意識が高い選手は多いとは思いますし、野球において走塁が重要であることは間違いありません。ただ、本来それは基本的な部分であり、それだけで機動力野球と掲げて優勝を狙えるほどのものではないでしょう。

現在、チーム盗塁数はリーグ4位の数字。とても機動力野球を発揮できているとは言えません。走者をバントで送る野球は、機動力ではなく単なる堅実な野球です。もし機動力で優勝しようというのなら、出塁する度に単独スチールで一気に二塁という、得点圏に高い確率で進めるような選手を複数擁さなければならないでしょう。そういった選手がそろった時に初めて、打順や作戦面を練り上げていくことができ、チームのスタイルとなるのです。

・我慢して堂林を起用した判断は正しかった

得点するには塁に出なければなりませんが、その意識がゆえにバッティングが小さくなるならばマイナスです。単独スチール等が望めない以上、一度頭から機動力を離してみて(忘れるわけではなく)、本当に強くバットを振れるようにするのが、現状を打破してもう一度優勝争いに絡んでいく上で必要なことかと思われます。

思えば、前野村監督は周囲の批判をよそに堂林をスタメンで使い続けました。それは逆方向にも長打を飛ばせる彼の能力を買っていたと同時に、彼が育たないと球団の将来は危機的状況になると見据えていたのではないでしょうか。結果的に堂林は周囲の満足いく結果を残せず、現在、チームは長打不足に陥り、サードのポジションには誰もいなくなりました。

今季は開幕直後も得点力不足で7連敗を喫し、結局、最後まで貯金生活は叶いませんでした。課題はある意味明確です。とはいえドラフトの新人野手に即戦力を期待するのは難しいですし、外国人打者は日本の野球に適応するのに時間がかかります。やはり秋季キャンプ、そして来年の春季キャンプで本当の好打者を育てなければなりません。
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2015年08月13日

丸の打撃スタイルから考える適任打順

得点力不足に苦しむ広島打線。
指揮官から打線の中心として指名されながら不振が続く丸は、試行錯誤の中で、1番、2番、3番と様々な打順を任されています。

ただ、丸の最適の打順は1番であり、そこに固定するべきと考えます。

理由の1つは、ご存知の通り、数字にもはっきりと表れている四球の多さです。
今季はここまで打率が低迷している丸ですが、四球数はリーグトップ。単純に出塁率を考えても、高い打者を1番に置くべきだといえますし、どんな先発投手でも不安といわれる立ち上がりなどでは、先頭打者が淡白な打撃で助けるよりも四球をもぎ取ったほうが、より相手を揺さぶることができます。

そして2つ目の理由は丸の打撃スタイルにあります。

内角の球は引っ張り、外角は逆方向へ、そしてボール球はしっかり見送る。新井打撃コーチの現役時代を彷彿とさせる丸のスタイルは一つの理想形ではありますが、野球は時に、安打できる球でなくても無理にバットに当てるべき場面があります。

内野に転がせば併殺崩れなどで1点入るといったケースや、無死二塁など最低でも右方向に打って走者を進めたい場面。あるいはエンドランのサインが出た時も、なんとかバットに当てないといけません。ただ、そんな状況において、丸の打撃スタイルだと強引にでもゴロを打つといった打撃が難しいのです。

なぜ難しいかというのは専門的な話になるので割愛しますが、それを表しているのが丸の意外な三振の多さです。今季は特に多く、現在、三振数はリーグで2番目になっています。これはきわどい球や予想外の球をバットに当てることができていないとも読み取れます。

四球がリーグトップで三振はリーグで2番目ですから、数字だけ見ると一見、球を見極める打者なのか振っていく打者なのかわかりませんが、これこそが丸という打者を表しています。

つまり、丸は非常に良い打者ですが、走者を「進める」ことに関しては向いていない打者といえます。だからこそやはり、走者がいる場面が少なく自由に打撃のできる1番こそが、もっとも相応しい場所だと思うのです。
posted by コービー at 17:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年08月03日

日本一祈願

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posted by コービー at 23:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする