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2016年03月24日

今シーズンのちょっとした展望と新戦力分析

開幕がついに明日に迫ってきました。各解説者の順位予想を見てみれば、広島東洋カープはほとんどがBクラス。客観的な視点に立てば、去年が4位でエースが抜けているのですから、当然といえば当然の評価でしょう。

では、カープの優勝を願う者として、いかにその予想を覆すだけの材料を用意するか。新戦力について解説者以上に期待を込めた評価をしていきたいと思います。

ここではオープン戦終盤まで1軍に帯同した選手に絞って書きたいと思います。

・ルナ 期待度A
とにかく近年の懸案だったサードの選手を獲得できたことが大きい。これが新外国人だと蓋を開けてみないとわかりませんし、多くの場合、日本野球に慣れるのに時間がかかってしまいます。ある程度日本で活躍して計算できる選手という時点で価値があります。ルナという個人の選手としては、長打はそれほど期待できませんが、チームの課題である走者を得点圏に置いての打撃において期待できます。不安材料は来日してから徐々に成績が下降してきている点と、故障がちであるという点です。そういった面ではいざという時のために、堂林をはじめ若い選手達には準備をしておいてほしいところです。

・プライディ 期待度C
走攻守揃った選手という前評判に違わぬ選手です。ただ、逆に言えば絶対的な長所がなく、層が厚い左の外野手という点もマイナスポイント。外国人枠という制限の影響でエルドレッドとルナの故障や不振などがないと1軍で見る機会は少ないかもしれません。

・ジャクソン 期待度B
中崎の前のセットアッパーを任せることになりそうです。威力があるストレートでどんどん勝負していける投手。ヒースの退団はチームにとって痛いと思っていましたが、ジャクソンも似たようなタイプで制球面では上でしょうか。変化球もスライダー系の落ちる球で空振りを取りやすい感じです。走者を出した時には課題があるようなので、どこまで改善できるか。メンタルは強そうなのでホームに返さなければいいと割り切るのも手でしょうか。

・ヘーゲンス 期待度C
絶対的な球はありませんが制球が安定しており、190pの長身から投げる癖のある球は打者にとって対応が難しそうです。開幕1軍こそ逃しましたが、先発・リリーフどちらでも対応でき、消耗が激しい投手というポジション柄、思ったより出番は早く訪れるかもしれません。年齢も若いですし、来年以降も契約を勝ち取れるような活躍をしてほしいですね。

・岡田 期待度B
真っ直ぐの質は高く、変化球のキレもありますが、まだ粗削りな印象。投球以外の部分でも課題がありそうです。開幕時の構想では先発投手ですが、リリーバーの適正ありと感じますので、大瀬良あたりが戻ってきたら勝ちパターンの継投に組み込むことも考えてほしいところです。

・横山 期待度B
岡田に比べると社会人出身だけあって投球以外の部分での不安は少ないように思います。ただ、投球に関してはまだ線が細く、フォームも改良の余地がある印象。それでも多彩な変化球とコースに投げ分ける制球力で、先発としてある程度計算できるのではないでしょうか。

・オスカル 期待度A
待望の中継ぎ左腕。これまでのドラフトでも当たれば儲けものといった感じで左投手を下位指名することがありましたが、今年のオープン戦を見る限り、ついに当たりを引いたかと思いました。左打者にツーシーム気味の球を投げられるといった特徴もありますが、抑えている一番の要因は球を低めに投げられてること。とにかく左打者を抑えられる左投手がプルペンにいるだけで継投に非常に幅ができますので、その存在は一選手以上に大きくなるかもしれません。

・西川龍馬 期待度C
キャンプイン当初はそれほど存在感があったわけではなく、当初は1軍帯同も新人の顔見せの意味合いかと思っていましたが、あれよあれよと開幕1軍入り。内野守備を無難にこなし、木村昇吾が抜けたポジションに入り込んだ感じです。線は細いですが難しいコースの球をミートするなど打撃にも光るものがあり、将来性を感じさせます。

・(番外編)中村祐太 期待度B
新入団選手ではありませんが、必ず今年のうちに1軍先発のチャンスが訪れるであろう投手です。球速こそ平均的ですがバランスのいいフォームから切れのある球を投げ、夏場の投手のやりくりが苦しいときに救世主的な登場をしてくれるかもしれません。


彼ら新入団選手に加えて現有戦力の底上げ、特に菊池・丸の復活と、出遅れている鈴木誠也・大瀬良の覚醒が重なれば、優勝争いは十分にできるでしょう。

課題は中継ぎ陣。去年も大瀬良・中崎を酷使して最後に力尽きる羽目になりました。大瀬良を先発に戻してさらに穴が大きくなったブルペンを、今年は新加入のジャクソン・オスカルと今村・中田の復活組という少々計算が立ちにくい投手に託してのスタートになります。岡田を配置転換するなど、より層を厚くして1シーズン乗り切れるような起用をしていってほしいところです。
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2015年10月13日

新井打撃コーチの辞任について

新井打撃コーチが退団することが発表されました。今季の打線の低迷の責任を取っての辞任ということで、プロの世界では仕方ないことではあります。

ただ、気になるのは先月中国新聞に掲載された、緒方監督との不仲という記事です。

・首脳陣の対立

記事の内容自体は、不仲だけを報じて具体的なチームへの影響を挙げないという夕刊紙並みの質の低いものであり、一部でそのジャーナリズムが評価されている中国新聞のカープ記事としては残念なものではありました。プロですから仲良し軍団でなくても結果を出せればいいのですから、それだけでは敗戦の理由にはなりません。それより優勝は無くなってもCSの可能性が残されている状況でチームにネガティブな波風を立てるような記事を地元紙が載せるほうが問題だったように思います。

ただ、発信元が発信元なだけに、信憑性は高いものであるのは事実です。

新井コーチ退団時の「丸を再生させたかった」というコメントからも窺えるように、もし本人がまだまだ仕事をしたいにも関わらず、チームでの居心地が悪くなったがために後ろ髪引かれる思いで退団したのだとしたら、それは非常に残念なことです。

・球団OBだけで勝てなかった過去

そもそも新井コーチの就任の経緯をたどれば、身内OBの組閣だけでは20年以上勝てなかったからこそ、三顧の礼とまではいかないまでも、オリックスを退団したばかりの時に、いの一番に声をかけて縁のない広島まで来てもらったのです。実際に就任して初年度は16年ぶりのAクラス、そして2年目の去年は勝負弱い面もあったもののヤクルトに次ぐリーグ2位の打率.272という成績で連続Aクラスという実績を残しました。新井コーチの貢献が少なくなかったことは明らかです。

繰り返しますが、プロだから成績を残せなければ責任を取るのは自然の流れです。ただ、チームに居場所がなくて追い出される形だったとしたら、今後、外部の優秀な指導者も来たがらなくなるでしょう。

・人として組織としての懐の広さ

監督は高卒入団してからチーム一筋。ある意味チームの中で最も内輪の人間であり、そして最も地位の高い人間なのですから、そのトップがもっと歩み寄れなかったのかと思うのです。外様だから、結果が出なかったからといって突き放すのではなく、一緒に解決策を見出だしていくことができなかったのでしょうか。

また、今回のことは、監督だけでなく、球団の器や風通しの良さを試されているようでもあります。現在、育成型のチームとしては、日本ハムがひとつの理想型だといえますが、あの広い北海道をフランチャイズを持つ球団は、優秀な監督やスタッフを外部から招き入れて力を発揮させられる懐の広さとマネジメント力があります。

会社だろうが球団だろうが、身内だけでは視野が狭くなり、組織は停滞します。勝手に人も情報も集まる在京球団などではないからこそ、もっと外から積極的に集めるべきではないでしょうか。

・後任は誰

さて、後任の打撃コーチは誰になるのか。実績のある外部の人間を呼ぶのが理想ですが、おそらく流れを考えると次は広島OBでしょう。実績のある内田コーチは去年出ていってしまいました。そうなると、ファン、選手ともに納得できるのは、今のところかつての背番号1しか思い当たりません。おそらく球団も考えているでしょうが、問題は本人が首を縦に振るかどうか。テレビでも結構楽しそうに喋っていますから。
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2015年09月28日

栗原の報道について私見と解説

27日、一部新聞などで栗原が球団から戦力外を通告されたと報道され、栗原個人がブログで否定するといったやり取りがありました。その後、記事の表現は「戦力外」から「構想外」へと変更されていました。

今回の一連の騒動(?)について、私見と解説を少々。

そもそも、戦力外という表現をなぜ否定し、記事を書き換える必要まであったのか。構想外とはなにが違うのか。

それは契約上の観点から言うと戦力外とはイコール自由契約であり、来期以降の契約を結ばないことを意味します。つまり、球団に少しでも契約する意思があれば戦力外という表現は誤りなわけで、記者もプロならば事実を確認できない以上、その単語は使うべきではなかったということです。

ウエスタンリーグの日程が終了し、ドラフトや戦力外通告を来月に控えるなど、来季へ向けて編成が大きく動くタイミングだっただけに、球団との面談内容について周囲が憶測を立てるのは当然といえば当然。

ただ、はっきり言えば、栗原が長年の功労者であることを考えると戦力外通告は考えにくい。広島カープという球団の性格、チーム編成状況、メディア報道、本人や嫁のブログの内容などを考慮すると、今回の面談の内容は以下のようなものだったのではないかと想像します。

・今季の成績からして、来季契約するとしても限度額を超えたダウンになる。
・チームは今年も優勝を逃し、若手を育てるためにも、来季も栗原にはそう多くのチャンスを与えることはできない。
・(減額制限を超えた場合、選手が納得できなければ他球団との契約が可能になる(去年の新井のケースと同様)ので、)球団としては栗原本人に他で勝負したい気持ちがあるならば送り出す。
・もし逆に引退の決断をするのであれば、1軍の試合も残っているし、功労者としてそれ相応の花道を準備したい。
・人間的な部分も評価し、引退するならコーチを打診。選手兼任という選択肢も含めて。

おそらく、こんな感じでしょう。

そして、栗原自身は現役続行の意思が強く、年俸ダウンを飲み広島に残って少ないチャンスにかけるか、少しでも多くのチャンスを与えてくれる球団(NPBに限らず)を探すかで揺れているのだと思います。個人的にはもちろん前者を望みますし、どんな形でもいつか1軍に戻ってきてほしいと思っています。

ただ、後者も険しい道のりでありますが、実家山形に近い楽天から声がかかったりしたら、それはそれで本人には幸せなシナリオなのかなとも思います。
posted by コービー at 03:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする