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2016年07月09日

外国人2人の契約に見られるフロントと経済状況の変化

少し時期は異なりますが、最近、違和感のある外国人との人事が2つ発表されました。

1つ目はジョンソンと新たに結んだ3年契約。2つ目は新外国人デラバーの獲得です。

なぜこれらが違和感があったかというと、まずジョンソンに関しては、シーズン半分も消化していない時期でのタイミング立ったこと、そして契約の金額です。

日本人の契約更改はシーズン後と決まっていますが、外国人の場合もシーズン終盤以降に発表されるのが一般的です。これはもちろん、成績を最後まで見極めてから契約の有無や条件などを考えるためですし、新たに調査している新外国人との天秤にかけるためでもあるでしょう。さらに早めに契約延長してしまうことでの選手の残りシーズンのモチベーションの低下を避けるためでもあるでしょう。

今回のジョンソンの場合、性格的に長期契約しても手を抜くことはないと判断し、またメジャーのスカウトが登板試合に訪れていることから、シーズン終了後のアメリカ復帰のリスクを早めに排除しておきたい狙いがあったのでしょう。もし今年も大活躍すると好条件でのオファーがあるかもしれず、それはアメリカ人のジョンソンにとって魅力的であることに間違いありません。カープの提示と同条件程度であればメジャーを選択するのがむしろ自然です。

来季以降のカープ投手陣容を考えると、マエケンが抜けた上に黒田の去就も不透明であり、先発の軸となるジョンソンを絶対に手放したくないという思いから今回の契約になったと思われます。

ちなみにカープは新外国人と契約する際、カープが契約延長を望めば日本の他球団とは契約できないという条件をつけていますので、日本他球団への移籍のリスクというのは、この場合、無関係かと思います。

また金額についてですが、契約金と出来高も合わせれば3年総額15億近くにもなります。今までカープの外国人選手の年俸は2億を越えたことはなかったと思いますので、いかに破格であるかがわかります。

オフに黒田と6億の契約更改をしたときにも感じたことですが、これらの契約は現在の球団が経済的に余裕がでてきた証拠でもあるでしょう。かつてのように黒字維持のために出費を絞るだけの経営ではなく、観客動員とグッズの売上が右肩上がりで毎年過去最高を更新して売上を伸ばし、大きくなった利益の中で補強に還元するという好循環ができるようになってきたということです。

また、デラバーの契約については、現状の外国人の活躍に不満がないにも関わらず獲得したことに違和感がありました。現在もエルドレッドが故障で離脱していますが、彼が戻ってきたとしても、現在1軍登録中の4名がいずれも活躍しているため、誰を選ぶのかという嬉しい悩みがあるほどです。

今までは、シーズン途中に新外国人を獲得するのは現在の外国人選手の成績に問題がある場合で、いわば代替選手の獲得でしたが、今回は現在の外国人選手に故障や不調などイレギュラーがあった場合の保険だということです。

現外国人がこのまま活躍を続ければ、デンバーは1軍に上がることさえなくシーズンを終えるかもしれません。そうなれば今回の契約に費やしたお金は一見無駄に終わってしまいします。それでも今回の獲得したのは、やはり球団が経済的に余裕が出てきた証であり、また、今季にかける本気度も伝わってきます。

現在のチームは2位以下に大差をつけて首位を快走中ですが、チーム状況が好転したのはルナが故障してヘーゲンズを上げてからです。ヘーゲンズージャクソンー中崎の勝ちパターンが確立されてからブルペン全体に安定感が生まれ、チームは貯金を積み上げるようになりました。フロントもそんな状況を的確に把握し、仮にヘーゲンズかジャクソンに何かあったとしても、代わりの投手をそのまま当てはめて、チームの形が崩れないようにしようという意図が見てとれます。

今回の2つの契約は、球団の経済状況に余裕が出てきたこと、そして常に先を見据えた補強ができるようになってきたことが窺え、球団自体がひとつ上のステージに上がったような気がするのです。
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2016年05月30日

チーム好調の一因となっている首脳陣の変化

最後のカードは負け越したものの、2位に2.5ゲーム差の首位で交流戦に突入。

ひとまず、ここまでチームは好調にきています。新戦力や個人レベルでの成績向上はもちろんですが、首脳陣の変化も一因として感じられるので少し取り上げてみたいと思います。

・監督
去年は菊地、丸、田中を名指しで不動のレギュラーとして試合に出し続け、その彼らの打撃の低迷によってチームも低迷しました。しかし、自身の現役時代のように、中心選手には多少の故障があっても全試合出場、全力プレーを求める節が、今年は改められたように思います。菊地が体調不良という報告を受ければ、あれほど去年こだわった連続出場を捨てて、あっさり欠場させました。新井は出場できる状態でも疲労を考慮して、定期的に休ませています。主力が1シーズン戦えるコンディションも気にかけると同時に、控え選手も起用することで競争を促してチームを活性化させています。

・投手コーチ
去年は大瀬良に多大な負担をかけ、結果ファンも大瀬良も泣かせてしまったことを教訓としたのか、今季は投手が登板過多にならないよう気を使っているのが窺えます。
象徴的だったのは、5月21日の阪神戦。同点の場面でありながら、投入したのはブルペンでの信頼度が高くない永川、九里でした。今村、ヘーゲンズ、ジャクソン、中崎、戸田は前日前々日に登板。今村は3連投、ヘーゲンズ、戸田は回跨ぎもしています。この日は試合前から極力彼らを使わない方針を決めていたのでしょう。結果、永川、九里がそれぞれ失点して、打線の追い上げも至らず敗戦してしまいましたが、翌日は3回途中に降板した中村恭平の後を前日登板しなかった投手が繋いで白星。結果、この3連戦を勝ち越すこととなりました。21日の試合は今季ここまでで最も価値のある敗戦だったと思います。
課題だったブルペンも、ルナの故障によって昇格したヘーゲンズが思っていた以上に重要なポジションにハマるという幸運もありましたが、うまく整備できていると思います。

・打撃コーチ
ご存じの通り、いまや12球団トップの成績を残すカープ打線。生まれ変わったの要因は打撃コーチに配置転換となった石井琢郎コーチによる意識付けによるところが大きいかと思います。どちらかというと守備走塁のイメージが強かった石井コーチですが、歴代安打数の記録を見てみれば長い歴史の中でも彼以上にヒットを積み重ねた選手はわずか10人しかいません。そう考えると決して前任コーチが辞任したことによる苦肉の内部異動ではなかったことがわかります。
前任コーチが選手達に打撃理論を落とし込んだ一方で、去年までの選手たちは状況に応じた打撃ができていたとは言い難いところがあります。そこに、かつてマシンガン打線と呼ばれた横浜で文字通り先頭に立っていたコーチが就任して、繋ぐ意識や逆方向への意識を植え付けたことによって打線がステップアップを遂げたと言えるのではないでしょうか。
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2016年04月01日

指揮官はブレないこと

嘘かと思うぐらいの両チームミスの応酬。エイプリルフールに相応しい試合だったと言えなくもないです。

ただ、そんな試合の中でも結果的に敗因として挙げられるのは7回の岡田続投だったのではないでしょうか。6回投げ終えて交代の雰囲気も大いに感じられましたが、続投になってしまったポイントがありました。
1つ目は、立ち上がり苦しんだ岡田が尻上がりに良くなり、6回も球数少なく三者凡退で計99球で終えたこと。これが少しランナーを出したりするなどあと1球でも増えて100球を越えていたら交代だったかもしれません。簡単に抑えてしまったがために勝利投手を逃してしまうとは皮肉なものです。
2つ目は、6回裏の攻撃で得点圏に走者が進んでいたら代打が送られた可能性が高かったこと。特に會澤がエンドランのサインでしっかり転がしてさえすれば展開は変わっていたのではないでしょうか。

昨日の大逆転負けが決断に支障を与えているのでしょうが、正直言って昨日の試合に関しては采配は間違ってなかったように思います。無失点とはいえ球数が増えすぎた先発を交代させるのは当然で、たまたま次以降に送り出した投手が炎上してしまったということ。
昨日の試合がなければ、岡田を6回でスパッと降ろして、7回から継投に入っていたでしょう。オスカルに関しても、登板が増えることへの不安はありますが、まだまだ投球内容では信頼を損ねるほどではないように思います。むしろ、ジャクソンを前倒しで登板させることに大きな問題があり、開幕直後からそんな起用をしていたらシーズン通して持たないのは明白で、去年を反省していないとしか思えません。

指揮官として大事なのはブレないこと。方針が二転三転していては下の人間は困ります。大逆転負けとはいえ、たかが1敗で開幕前からの構想が揺らいでしまうようではいけません。もちろん、この試合でも中継ぎが打たれて逆転されたら、なぜ先発を代えたのかという批判もあるでしょうが、そんなことを恐れていては務まらないでしょう。せっかく2月から準備してきたのですから、しばらくは貫いてほしいところです。
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2016年03月24日

今シーズンのちょっとした展望と新戦力分析

開幕がついに明日に迫ってきました。各解説者の順位予想を見てみれば、広島東洋カープはほとんどがBクラス。客観的な視点に立てば、去年が4位でエースが抜けているのですから、当然といえば当然の評価でしょう。

では、カープの優勝を願う者として、いかにその予想を覆すだけの材料を用意するか。新戦力について解説者以上に期待を込めた評価をしていきたいと思います。

ここではオープン戦終盤まで1軍に帯同した選手に絞って書きたいと思います。

・ルナ 期待度A
とにかく近年の懸案だったサードの選手を獲得できたことが大きい。これが新外国人だと蓋を開けてみないとわかりませんし、多くの場合、日本野球に慣れるのに時間がかかってしまいます。ある程度日本で活躍して計算できる選手という時点で価値があります。ルナという個人の選手としては、長打はそれほど期待できませんが、チームの課題である走者を得点圏に置いての打撃において期待できます。不安材料は来日してから徐々に成績が下降してきている点と、故障がちであるという点です。そういった面ではいざという時のために、堂林をはじめ若い選手達には準備をしておいてほしいところです。

・プライディ 期待度C
走攻守揃った選手という前評判に違わぬ選手です。ただ、逆に言えば絶対的な長所がなく、層が厚い左の外野手という点もマイナスポイント。外国人枠という制限の影響でエルドレッドとルナの故障や不振などがないと1軍で見る機会は少ないかもしれません。

・ジャクソン 期待度B
中崎の前のセットアッパーを任せることになりそうです。威力があるストレートでどんどん勝負していける投手。ヒースの退団はチームにとって痛いと思っていましたが、ジャクソンも似たようなタイプで制球面では上でしょうか。変化球もスライダー系の落ちる球で空振りを取りやすい感じです。走者を出した時には課題があるようなので、どこまで改善できるか。メンタルは強そうなのでホームに返さなければいいと割り切るのも手でしょうか。

・ヘーゲンス 期待度C
絶対的な球はありませんが制球が安定しており、190pの長身から投げる癖のある球は打者にとって対応が難しそうです。開幕1軍こそ逃しましたが、先発・リリーフどちらでも対応でき、消耗が激しい投手というポジション柄、思ったより出番は早く訪れるかもしれません。年齢も若いですし、来年以降も契約を勝ち取れるような活躍をしてほしいですね。

・岡田 期待度B
真っ直ぐの質は高く、変化球のキレもありますが、まだ粗削りな印象。投球以外の部分でも課題がありそうです。開幕時の構想では先発投手ですが、リリーバーの適正ありと感じますので、大瀬良あたりが戻ってきたら勝ちパターンの継投に組み込むことも考えてほしいところです。

・横山 期待度B
岡田に比べると社会人出身だけあって投球以外の部分での不安は少ないように思います。ただ、投球に関してはまだ線が細く、フォームも改良の余地がある印象。それでも多彩な変化球とコースに投げ分ける制球力で、先発としてある程度計算できるのではないでしょうか。

・オスカル 期待度A
待望の中継ぎ左腕。これまでのドラフトでも当たれば儲けものといった感じで左投手を下位指名することがありましたが、今年のオープン戦を見る限り、ついに当たりを引いたかと思いました。左打者にツーシーム気味の球を投げられるといった特徴もありますが、抑えている一番の要因は球を低めに投げられてること。とにかく左打者を抑えられる左投手がプルペンにいるだけで継投に非常に幅ができますので、その存在は一選手以上に大きくなるかもしれません。

・西川龍馬 期待度C
キャンプイン当初はそれほど存在感があったわけではなく、当初は1軍帯同も新人の顔見せの意味合いかと思っていましたが、あれよあれよと開幕1軍入り。内野守備を無難にこなし、木村昇吾が抜けたポジションに入り込んだ感じです。線は細いですが難しいコースの球をミートするなど打撃にも光るものがあり、将来性を感じさせます。

・(番外編)中村祐太 期待度B
新入団選手ではありませんが、必ず今年のうちに1軍先発のチャンスが訪れるであろう投手です。球速こそ平均的ですがバランスのいいフォームから切れのある球を投げ、夏場の投手のやりくりが苦しいときに救世主的な登場をしてくれるかもしれません。


彼ら新入団選手に加えて現有戦力の底上げ、特に菊池・丸の復活と、出遅れている鈴木誠也・大瀬良の覚醒が重なれば、優勝争いは十分にできるでしょう。

課題は中継ぎ陣。去年も大瀬良・中崎を酷使して最後に力尽きる羽目になりました。大瀬良を先発に戻してさらに穴が大きくなったブルペンを、今年は新加入のジャクソン・オスカルと今村・中田の復活組という少々計算が立ちにくい投手に託してのスタートになります。岡田を配置転換するなど、より層を厚くして1シーズン乗り切れるような起用をしていってほしいところです。
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2015年10月13日

新井打撃コーチの辞任について

新井打撃コーチが退団することが発表されました。今季の打線の低迷の責任を取っての辞任ということで、プロの世界では仕方ないことではあります。

ただ、気になるのは先月中国新聞に掲載された、緒方監督との不仲という記事です。

・首脳陣の対立

記事の内容自体は、不仲だけを報じて具体的なチームへの影響を挙げないという夕刊紙並みの質の低いものであり、一部でそのジャーナリズムが評価されている中国新聞のカープ記事としては残念なものではありました。プロですから仲良し軍団でなくても結果を出せればいいのですから、それだけでは敗戦の理由にはなりません。それより優勝は無くなってもCSの可能性が残されている状況でチームにネガティブな波風を立てるような記事を地元紙が載せるほうが問題だったように思います。

ただ、発信元が発信元なだけに、信憑性は高いものであるのは事実です。

新井コーチ退団時の「丸を再生させたかった」というコメントからも窺えるように、もし本人がまだまだ仕事をしたいにも関わらず、チームでの居心地が悪くなったがために後ろ髪引かれる思いで退団したのだとしたら、それは非常に残念なことです。

・球団OBだけで勝てなかった過去

そもそも新井コーチの就任の経緯をたどれば、身内OBの組閣だけでは20年以上勝てなかったからこそ、三顧の礼とまではいかないまでも、オリックスを退団したばかりの時に、いの一番に声をかけて縁のない広島まで来てもらったのです。実際に就任して初年度は16年ぶりのAクラス、そして2年目の去年は勝負弱い面もあったもののヤクルトに次ぐリーグ2位の打率.272という成績で連続Aクラスという実績を残しました。新井コーチの貢献が少なくなかったことは明らかです。

繰り返しますが、プロだから成績を残せなければ責任を取るのは自然の流れです。ただ、チームに居場所がなくて追い出される形だったとしたら、今後、外部の優秀な指導者も来たがらなくなるでしょう。

・人として組織としての懐の広さ

監督は高卒入団してからチーム一筋。ある意味チームの中で最も内輪の人間であり、そして最も地位の高い人間なのですから、そのトップがもっと歩み寄れなかったのかと思うのです。外様だから、結果が出なかったからといって突き放すのではなく、一緒に解決策を見出だしていくことができなかったのでしょうか。

また、今回のことは、監督だけでなく、球団の器や風通しの良さを試されているようでもあります。現在、育成型のチームとしては、日本ハムがひとつの理想型だといえますが、あの広い北海道をフランチャイズを持つ球団は、優秀な監督やスタッフを外部から招き入れて力を発揮させられる懐の広さとマネジメント力があります。

会社だろうが球団だろうが、身内だけでは視野が狭くなり、組織は停滞します。勝手に人も情報も集まる在京球団などではないからこそ、もっと外から積極的に集めるべきではないでしょうか。

・後任は誰

さて、後任の打撃コーチは誰になるのか。実績のある外部の人間を呼ぶのが理想ですが、おそらく流れを考えると次は広島OBでしょう。実績のある内田コーチは去年出ていってしまいました。そうなると、ファン、選手ともに納得できるのは、今のところかつての背番号1しか思い当たりません。おそらく球団も考えているでしょうが、問題は本人が首を縦に振るかどうか。テレビでも結構楽しそうに喋っていますから。
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2015年09月28日

栗原の報道について私見と解説

27日、一部新聞などで栗原が球団から戦力外を通告されたと報道され、栗原個人がブログで否定するといったやり取りがありました。その後、記事の表現は「戦力外」から「構想外」へと変更されていました。

今回の一連の騒動(?)について、私見と解説を少々。

そもそも、戦力外という表現をなぜ否定し、記事を書き換える必要まであったのか。構想外とはなにが違うのか。

それは契約上の観点から言うと戦力外とはイコール自由契約であり、来期以降の契約を結ばないことを意味します。つまり、球団に少しでも契約する意思があれば戦力外という表現は誤りなわけで、記者もプロならば事実を確認できない以上、その単語は使うべきではなかったということです。

ウエスタンリーグの日程が終了し、ドラフトや戦力外通告を来月に控えるなど、来季へ向けて編成が大きく動くタイミングだっただけに、球団との面談内容について周囲が憶測を立てるのは当然といえば当然。

ただ、はっきり言えば、栗原が長年の功労者であることを考えると戦力外通告は考えにくい。広島カープという球団の性格、チーム編成状況、メディア報道、本人や嫁のブログの内容などを考慮すると、今回の面談の内容は以下のようなものだったのではないかと想像します。

・今季の成績からして、来季契約するとしても限度額を超えたダウンになる。
・チームは今年も優勝を逃し、若手を育てるためにも、来季も栗原にはそう多くのチャンスを与えることはできない。
・(減額制限を超えた場合、選手が納得できなければ他球団との契約が可能になる(去年の新井のケースと同様)ので、)球団としては栗原本人に他で勝負したい気持ちがあるならば送り出す。
・もし逆に引退の決断をするのであれば、1軍の試合も残っているし、功労者としてそれ相応の花道を準備したい。
・人間的な部分も評価し、引退するならコーチを打診。選手兼任という選択肢も含めて。

おそらく、こんな感じでしょう。

そして、栗原自身は現役続行の意思が強く、年俸ダウンを飲み広島に残って少ないチャンスにかけるか、少しでも多くのチャンスを与えてくれる球団(NPBに限らず)を探すかで揺れているのだと思います。個人的にはもちろん前者を望みますし、どんな形でもいつか1軍に戻ってきてほしいと思っています。

ただ、後者も険しい道のりでありますが、実家山形に近い楽天から声がかかったりしたら、それはそれで本人には幸せなシナリオなのかなとも思います。
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2015年09月26日

機動力野球からの脱却

最後の正念場と位置づけていた9月18日からの12連戦。その半分を消化した時には優勝の可能性が消え、今やAクラスさえも黄信号から赤信号に変わろうとしています。

昨日までの時点で1勝7敗となってしまったその要因は得点力不足の一言に尽きます。8戦で12点。1試合平均1.5点では勝てるわけがありません。いや、12連戦が始まる以前から一桁安打の連続試合記録が続いており、それでも最初勝てていたのは投手が抑えていたから。少しでも失点が増えるとどういった状況になるか、想像は難しくありませんでした。

・ヒットを欲しがるゆえの悪循環

ヒットが出ていないことで余計にHのランプを欲しがり、バットに当てに行くという悪循環が生まれているように思います。そういったスイングでは長打が出ません。カープの選手の力強いスイング、最近見覚えありますか?なんと先月28日以来、ほぼ1ヶ月近くエルドレッド以外の選手のホームランが出ていません。今季、エルドレッド以外の選手が計79の本塁打を放っているのに、それが1ヶ月の間まったく出ていないのです(田中の本塁打の誤審はありましたが)。もちろん、シーズン終盤で疲労といったものもあるでしょうが、それを考慮してもいかに各選手が振れていないかがわかります。

・必要なのは安打数ではなく長打

一気に得点を引き寄せるのは長打です。それはホームランでなくても構いません。今のチーム状況では、バントで送って一死二塁にしたところで得点できる気がしませんよね。それならば、無死二塁にしたり、一塁ランナーを一気に帰すぐらいの長打を狙っていってよいでしょう。いや、なんでもかんでも振って行けということではなく、打者有利なカウントであれば狙い球を絞って思い切ってスイングすべきということです。

現在のカープの打者は、打者有利のカウントにもかかわらず、何を狙っていたかわからない中途半端なスイングで凡退していることが目立つように思います。そんなカウントで当てに行き、たとえ単打が出たところで投手からしたら四球と一緒ですからさしてショックはありません。

・OPSという数字

打者の能力を測る指標の一つとしてOPSというものがあります。「マネー・ボール」で一躍有名になったセイバーメトリクスと呼ばれるもので、野球に詳しい人であれば一度は耳にしたことがあるはず。OPSとは出塁率と長打率を足したものであり、実際、このデータをもとにアスレチックスは強豪チームを作りあげたのですから、机上論を越えた重要視すべき数字の一つだといえるでしょう。

残念ながら、現時点ではカープには高水準の選手がいないのですが、9月25日終了時点でのトップ5は、小窪.809、松山.789、エルドレッド.777、丸.767、鈴木誠.753となります。こうなると、小窪をスタメンで使い続けたり、左右関係なく松山を使ったり、鈴木誠也を主軸候補としてクリーンナップに据えるといった案が出てきてもいいでしょう。

ちなみに、ヤクルト山田哲人のOPSは、脅威の10割越え。1.028です。打率以上に打者としての差があることがわかります。

・機動力野球という幻想

話が少し逸れましたが、今季のように得点力不足に陥った場合、広島カープという球団は必ずといっていいほど機動力に解決の糸口を見出そうとします。それは伝統というものであり、実際に黄金時代にはそれで勝利を積み重ねてきました。

ただ機動力野球とは走れる選手がいるからこそできる芸当であり、現実として現在のカープにどれほど走れる選手がいるでしょうか。平均以上の走力を持つ選手はたくさんいますが、単独スチールの狙える選手となると赤松ぐらいではないでしょうか(野間の将来性には期待)。他の選手は盗塁を試みるものの成功率が低く、単独で仕掛けにくいのが現状です。

もちろん走塁の技術や意識が高い選手は多いとは思いますし、野球において走塁が重要であることは間違いありません。ただ、本来それは基本的な部分であり、それだけで機動力野球と掲げて優勝を狙えるほどのものではないでしょう。

現在、チーム盗塁数はリーグ4位の数字。とても機動力野球を発揮できているとは言えません。走者をバントで送る野球は、機動力ではなく単なる堅実な野球です。もし機動力で優勝しようというのなら、出塁する度に単独スチールで一気に二塁という、得点圏に高い確率で進めるような選手を複数擁さなければならないでしょう。そういった選手がそろった時に初めて、打順や作戦面を練り上げていくことができ、チームのスタイルとなるのです。

・我慢して堂林を起用した判断は正しかった

得点するには塁に出なければなりませんが、その意識がゆえにバッティングが小さくなるならばマイナスです。単独スチール等が望めない以上、一度頭から機動力を離してみて(忘れるわけではなく)、本当に強くバットを振れるようにするのが、現状を打破してもう一度優勝争いに絡んでいく上で必要なことかと思われます。

思えば、前野村監督は周囲の批判をよそに堂林をスタメンで使い続けました。それは逆方向にも長打を飛ばせる彼の能力を買っていたと同時に、彼が育たないと球団の将来は危機的状況になると見据えていたのではないでしょうか。結果的に堂林は周囲の満足いく結果を残せず、現在、チームは長打不足に陥り、サードのポジションには誰もいなくなりました。

今季は開幕直後も得点力不足で7連敗を喫し、結局、最後まで貯金生活は叶いませんでした。課題はある意味明確です。とはいえドラフトの新人野手に即戦力を期待するのは難しいですし、外国人打者は日本の野球に適応するのに時間がかかります。やはり秋季キャンプ、そして来年の春季キャンプで本当の好打者を育てなければなりません。
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2015年08月13日

丸の打撃スタイルから考える適任打順

得点力不足に苦しむ広島打線。
指揮官から打線の中心として指名されながら不振が続く丸は、試行錯誤の中で、1番、2番、3番と様々な打順を任されています。

ただ、丸の最適の打順は1番であり、そこに固定するべきと考えます。

理由の1つは、ご存知の通り、数字にもはっきりと表れている四球の多さです。
今季はここまで打率が低迷している丸ですが、四球数はリーグトップ。単純に出塁率を考えても、高い打者を1番に置くべきだといえますし、どんな先発投手でも不安といわれる立ち上がりなどでは、先頭打者が淡白な打撃で助けるよりも四球をもぎ取ったほうが、より相手を揺さぶることができます。

そして2つ目の理由は丸の打撃スタイルにあります。

内角の球は引っ張り、外角は逆方向へ、そしてボール球はしっかり見送る。新井打撃コーチの現役時代を彷彿とさせる丸のスタイルは一つの理想形ではありますが、野球は時に、安打できる球でなくても無理にバットに当てるべき場面があります。

内野に転がせば併殺崩れなどで1点入るといったケースや、無死二塁など最低でも右方向に打って走者を進めたい場面。あるいはエンドランのサインが出た時も、なんとかバットに当てないといけません。ただ、そんな状況において、丸の打撃スタイルだと強引にでもゴロを打つといった打撃が難しいのです。

なぜ難しいかというのは専門的な話になるので割愛しますが、それを表しているのが丸の意外な三振の多さです。今季は特に多く、現在、三振数はリーグで2番目になっています。これはきわどい球や予想外の球をバットに当てることができていないとも読み取れます。

四球がリーグトップで三振はリーグで2番目ですから、数字だけ見ると一見、球を見極める打者なのか振っていく打者なのかわかりませんが、これこそが丸という打者を表しています。

つまり、丸は非常に良い打者ですが、走者を「進める」ことに関しては向いていない打者といえます。だからこそやはり、走者がいる場面が少なく自由に打撃のできる1番こそが、もっとも相応しい場所だと思うのです。
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2015年08月03日

日本一祈願

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2013年04月26日

リリーフになった経緯を思い出すべき

4月25日(木)神宮球場
ヤクルト8−7広島

痛い。マエケン、エルドレッド、前田智の故障以上に、今村で星を落としすぎているのが痛い。

今村個人は2敗ながら、追いつかれた試合、前の投手が置いた勝ち越しの走者を返した試合などが計5つ。22試合消化しての1/4近くになります。

今村は決して調子は良くありませんが、かといって絶不調にも見えません。ただ、今季目立つのは一昨日や今日の試合にも代表されるような、スーッと真ん中に投げてしまう失投。もともと繊細な制球力を持つ投手ではありませんが、どうも集中力を欠いているように見えます。WBCに出場した影響が、身体的、精神的に出てきているのかもしれません。

今村をどう立ち直らせるか。ここで、そもそも今村がリリーフになった経緯を思い出してみるべきでしょう。当初は先発として期待された選手でしたが、長いイニングを投げるようとすると、どうしても力を抜いたり集中力が欠けるような投球が目立って結果が残せなかったため、配置転換となったわけです。そして新たな職場では出色の活躍を見せ、日本代表にまでなった、と。

つまり、短いイニングほど力を発揮するということです。

思えば、今季今村が打たれているのは、登板した時点で2イニングや回跨ぎが予想されるような登板の試合ばかりです。開幕戦、4月5日、4月16日、一昨日、そして今日の試合。

一方、リードした展開で1イニングのみを任されていた試合は無失点です。4月4日、7日、12日、17日の4試合が該当し、計4イニングで被安打1、四死球1とほぼ完璧な内容。

つまり、登板前から、ある程度の打者数に投げるとわかっていると、力や集中力が抜けてしまっているのではないかという推測ができます。

タフな選手であり、ベンチとしても少しでも多くのイニングを任せたくなる気持ちも分かります。ただ、現状では1イニングに限定して、短い登板の間に全力投球と最大限の集中力を発揮させるようにするのが、投球内容、疲労面を考えてもベストな起用法ではないでしょうか。

では、今村を投球回を減らす代わりに誰が投げるのか。

そこで指名したいのが河内です。今季は15人の打者と対戦して、四球こそ2つありますが、なんと被安打はゼロ。左のワンポイント的起用の印象が強い河内ですが、右打者とも約半分の7人と対戦して無安打無四球に抑えています。投球回数は少ないものの、これだけの数字を見れば、彼をもっと良い場所で投げさせてみたい気持ちにもなります。

リードしていれば7回は河内、8回は今村と固定することによって、混乱の度合いを深めているリリーフ事情が好転する可能性を秘めているのではないでしょうか。
posted by コービー at 08:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする