Twitter: carpkobe

2010年10月10日

ブルペン整備こそが復活への第一歩

ヤクルト6−4広島
4連敗をストップ。今季最終戦で白星。

先発ソリアーノは、アクシデントもあって6回途中でマウンドを降りました。
5回までは被安打8の3失点。
前回阪神打線を完封して、今回の投球も注目されましたが、
あまり良い内容ではありませんでした。

さて、今日で全日程を終えて、今季は58勝84敗2分という結果になりました。
最後の試合に勝ったとはいえ、足跡を振り返ると頭が痛くなります。
これだけ借金を背負うのですから、敗因は一つや二つどころではありませんが、
大きな要因としては投手陣、特に中継ぎ投手の不振が挙げられるでしょう。
優勝したソフトバンク、中日の陣容を見ても分かるように、
充実したリリーフ陣は、もはやペナントレースを制する上で必須ともいえます。

では、来季に向けていかに弱点を強化していくのか。
永川やシュルツの復帰といった実績のある投手の復帰も計算したいところですが、
故障明けの選手に過度な期待は禁物でしょう。
そうなると、新しい人材の発掘が必要になってきます。
特に、過度に左右にこだわる必要はないとはいえ、
バランスを考えたら左腕は欲しいところ。
しかも、力でねじ伏せることができるような左腕__。

少し話題は変わりますが、
先月末、カープと同じデザイン、赤地に白の「C」が輝く帽子を身に着ける、
メジャーリーグ、ナリーグ西地区に籍を置くシンシナティ・レッズが、
15年ぶりに地区優勝を果たしました。
帽子だけでなく、近年、長く低迷していた点でも共通点を感じるチームでもあります。

このチームには今季、戦力としても、話題性としても、大きな存在が加わりました。
2009年のワールド・ベースボール・クラシックでは日本とも対戦した、
キューバ出身の世界最速左腕、チャップマンです。

彼はキューバ国内リーグや、WBC日本戦などでは先発でしたが、
レッズではメジャー昇格してからすべてリリーフ登板しています。
球団はリリーフに適正ありと考えているのか、
それとも段階を踏んで来季以降先発させるつもりなのかはわかりませんが、
今季の防御率は2点ほどであり、中継ぎ登板でそれなりの結果を残していることは事実です。

快速で、しかも左腕。
先発投手ならば2巡目3巡目となるにつれて、打者も慣れてきますが、
リリーフ登板なら基本的に対戦は一度。
その打席だけで打者が捉えるのは難しいものです。
今季優勝した中日においても、
シーズンMVP候補と呼ばれる浅尾と同じくらい、快速左腕の高橋も大きな存在でした。

カープに話を戻すと、思いつくのがソリアーノのリリーフ起用です。
前回登板こそ完封で初勝利を挙げたものの、
それ以前は先発でなかなか結果が残せませんでしたし、
また、投手が打席に立つというセリーグの性質上、
バントや打撃が期待できないというのもマイナス要素ではあります。

一方、1軍初昇格後には何度か中継ぎ登板しましたが、
そのときは短いイニングで飛ばしてこともあったのか、
良い内容を見せていた記憶があります。
対左打者という点でも、右と左の被打率こそほぼ一緒ですが、
左に対しては奪三振率が高く、被本塁打数も少ないというデータはポジティブです。

カープ投手陣を見てみると、
先発と中継ぎ、双方とも脆弱ではありますが、
それでもまだ先発の頭数の方が揃っているといえるでしょう。
候補としては、前田健、ジオ、篠田、齊藤、今井、さらには大竹、今村などの名前が挙がります。
そういったチーム状況を踏まえれば、
ソリアーノをリリーフにまわすリスクも高くはないでしょう。

球団としても、オフには補強も考えるとは思いますが、
どのチームも投手は欲しいものであり、
正直、トレードなどで補強するのは難しいでしょう。
外国人にしても、大金を出して連れてきた選手が活躍するとは限りません。
今季のドラフトに関しては有力投手が豊富であり、大きな可能性を秘めていますが、
それでもクジ運に委ねるところも大きいのが事実。

やはり、現有戦力をいかにして活用していくか。
練習による底上げももちろん不可欠ですが、
選手の適正を見つめなおし、配置転換なども行っていく必要もあるのではないでしょうか。
posted by コービー at 23:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月07日

技術に優る精神面の成長

巨人3−1広島
4連敗。

先発マエケンは7回3失点で敗戦投手。
勝利数、完投数での上積みができず、
個別タイトルのさらに上、沢村賞を狙うならば、少し物足りなさも残ります。
ただ、奪三振を8つ積み重ねたことで、最低限の目的は達成したといっていいでしょう。

これで投手三冠をほぼ手中にしました。
去年は8勝止まりの投手であり、今年の躍進の背景にはなにがあるのか、
全国ネットのメディアまでもがこぞって要因を分析していました。
そこで一般的に紹介されていたのは、
ストレートの力の入れ具合においてコツを掴んだということです。

たしかに技術的な部分では、直球の速度、キレの向上こそが一番の要因でしょう。
ただ、それだけで先発投手のタイトルを総なめにできるほど甘い世界ではありません。
さらなる大きな要因として、
勝負所で踏ん張れるようになった精神面での成長が挙げられるでしょう。

そもそも、去年の防御率は3.36と決して悪くなく(最多勝を獲得した館山よりも低い)、
二桁勝利してもおかしくはない数字でした。
それが、結果としては8勝14敗と大きな負け越し。
味方打線の援護がなかったり、あるいはバックのミスなどがあると踏ん張りきれず、
試合の重要な節目で失点してしまう場面が目立っていました。
もし強い精神力を備えていたら二桁勝っていたでしょうし、
そうなれば今年、これほど技術面の変化にフォーカスされることはなかったはずです。

打線の援護がないのは今年も一緒でしたが、勝ち星と負け数はほぼ逆転。
思えば去年までは、たとえ好投していても、
なにかをきっかけに崩れるのではないかという危うさを抱えていましたが、
今年は最後まで踏ん張ってくれるという安心感を、ナインにもファンにも与えていました。
そのオーラこそが精神面で大きく成長した証でしょう。

ぜひ来季も投手三冠を、とは非常に難しい要求ではありますが、
来季チームが上位を狙う上で、それに近い活躍は不可欠になってきます。
まずはこのオフ、しっかり体を休めてほしいところです。
posted by コービー at 23:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月06日

妥協なき研究の成果

ヤクルト2−0広島
完封負けで3連敗。

収穫は齊藤が踏ん張ったこと。
問題は館山にまたも抑えられたこと。
お互い主力を何人か休ませて、若手中心の布陣だったことを考えれば、
どちらの結果も正直に受け止めることはありませんが、
それでも一定の参考材料にはなるでしょう。

齊藤は7回を投げて本塁打1本による1失点のみ。
先頭打者を出さなかったことが好結果をもたらしたでしょうか。
今季を良い形で終われたことはポジティブです。

館山にはまたも完封負け。
今季は3勝を献上し、対戦防御率は驚愕の0.68です。
もはや勝利するには、先週のマエケンのように失点をしないことしか道はないのでしょうか。

今季、阪神のマートンが来日1年目にして、
イチローの最多安打記録を越える214安打を放ちました。
活躍できた要因は技術面でもいろいろあるでしょうが、
大きな理由として研究熱心で勤勉であることが挙げられます。
スコアラーから得る情報だけでなく、自分で情報を整理するために細かにノートに記し、
試合中でもベンチで対戦投手の情報をチェックする。
その妥協なき姿勢こそが、日本記録更新に導いたと言っても過言ではありません。

これはアメリカに比べて日本は球団が少なく、
対戦する投手も少ないからこそ生かされる方法だともいえます。
フレキシブルな対応力より、傾向と対策。
かつて、野村克也氏が現役の頃、相手の配球を読むことで本塁打王に輝いたように、
日本の野球は、研究することによって打者が多くの利益を得ることができるのです。

言い換えるなら、同じ投手にやられることは、
研究を進めることである程度避けることができるということ。
もちろん、館山は最多勝経験もあるリーグを代表する投手であることに間違いはありませんが、
たまには、チーム、個人それぞれの研究が功を奏し、
対策や戦術が的中したところを見てみたいものです。
posted by コービー at 23:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月05日

ヤクルト、巨人3戦プレビュー

シーズン残る3試合は関東遠征。
ヤクルトと1戦、巨人と1戦。
1日空けて、再びヤクルトと今季最終戦。

先発予想は、齊藤、前田健、ソリアーノ。
最終戦は多くの投手に登板の可能性がありますが、
ローテ順ならソリアーノでしょうか。
ジオは既に帰国しています。

またマエケンに関しては、
奪三振のタイトルを争う村中のいるヤクルトとの対戦では、
相手打線が三振を避けてくる可能性もありますので、
巨人戦の登板が濃厚でしょう。

相手先発は、館山、内海、由規あたりでしょうか。

・プレビュー

残り3試合。
もう一度タイトル争いに目を向けてみると、
マエケンは勝利数、防御率は安泰で、奪三振数のみ2位村中と5個差。
お互い先発機会はあと1度ずつというところで、
マエケンが上積みできなければ逆転される可能性も残りますが、
圧倒的優位な立場にいることは間違いありません。

また、梵も盗塁王争いにおいて、2位横浜石川を大きくリード。
理論上、1試合に何度でも記録できる盗塁ではありますが、
こちらもほぼ間違いなしといったところ。
対抗相手が急に大きく数字を増やさない限り、無理に上積みを狙う必要はないでしょう。

・天気

東京都 降水確率 天気
10月6日(水) 20% 曇時々晴
10月9日(土) 40% 曇り
posted by コービー at 23:35| Comment(0) | TrackBack(0) | プレビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月03日

なにもなかった本拠地最終戦

広島2−7阪神
今季の阪神戦は、9勝15敗で終了。

今季、本拠地最後の試合は、上位争いを続ける阪神戦ということもあってか、
過去最高の観客が集まった試合となりました。
しかし、終わってみれば、印象に残るようなものはなにもなかった気がします。
勝利もなければ、来季につながるような収穫もなく、試合後の監督からのメッセージもなく。

「あぁ、やっぱり今季のカープは弱かったんだ」
そう再認識するだけのというのも寂しいものです。
どんよりとした天候も手伝って、哀愁の空気だけが漂っていました。

やはり、下位に低迷したとはいえ、監督の続投は決定しているのですから、
空元気でも「来年は巻き返します!」と雪辱を叫んでほしかった。
なにも今季の成績を詫びてほしいわけではなく、
少しでも前向きにオフシーズンを過ごせるような一言が聞きたいのです。
消化試合ながらスタンドを埋めた観客が期待しているのも同じではなかったでしょうか。
これでは監督自身が来季の戦いに自信がないのかなと邪推してしまいます。

・飛躍できなかったシーズン

本拠地最終戦の先発マウンドに上がったのは今井。
昨季終盤、プロ初勝利を挙げるなど好投を見せ、
今季の飛躍が期待された存在でしたが、
開幕前の故障などもあってか、自他共に不本意なシーズンとなってしまいました。

今日は3本の本塁打を許して6失点。
四球こそ1つだけでしたが、ボール先行になることが多く、
他の安打も含め、ストライクを取りにいった球を打たれるという場面が多かったように思います。
去年との成績を比較しても、今季は与四球数率が高くなっていますし、
今年のオフは、故障の影響で徹底できなかったであろうフォーム固めが重要になるでしょうか。
posted by コービー at 23:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月02日

バックのリズムを崩さない投球を

広島4−11阪神
大敗で連勝ストップ。

後半戦は安定感を見せていたジオですが、
先週に続き、2試合連続で大量失点。

失点パターンも先週と同じでした。
不安定な立ち上がりを攻められて初回に失点。
その後は立ち直るものの、中盤にエラーも絡んで再び失点。

先発投手が立ち上がりに不安を抱えるのは珍しくないことですが、
ジオの場合は特に顕著です。
変則的な投球フォームということもあり、
マウンドの状態にアジャストするのに時間がかかるのでしょうか。

味方の失策は不運ともいえますが、
投球のリズムが悪いからバックも守りにくいという味方もできます。
今日は今季無失策だった木村が一気に2つのエラーを記録。
荒れ球が持ち味とはいえ、やはりカウントを悪くすることが多いと、
堅守が持ち味の選手にも影響が出るということでしょう。

おそらくジオの今季の登板はこれにて終了。
後半戦のパフォーマンスからして、来季も残留の可能性が高いと思われますが、
まだまだ改善の余地はあるように思われます。
posted by コービー at 23:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月01日

実力差を覆した要素

広島5−0阪神
2戦連続の完封勝ちで3連勝。

阪神は前日の試合でショッキングな負け方をしました。
2点リードで迎えた最終回、絶対的な守護神を送り出しながらも逆転を許し、
それによって予定されていた今季限りで引退する矢野の出場がなくなり、
また、優勝争いにおいても、マジックが消滅し、
負けられない戦いが続く中で致命的な一敗となりました。
移動日なしで広島にやってきた相手が、
ショックを拭いきれていないように見えても、当然かもしれません。

一方のカープ。
こちらも今季の5位が確定しており、
チームとしては目標を持てず、モチベーションが高いとはいえません。
ただ、先発ソリアーノは違いました。
祖国ドミニカに家族を残し、はるばる日本へやってきて、
中国野球リーグ、四国独立リーグ、そして育成選手を経由して、ついに手にした支配下登録。
今季、1軍で何度か先発の機会を与えられましたが、未だ勝ち星を挙げられず、
残る登板もあと1、2度という中で、今日の試合にかける意気込みは大きかったでしょう。

正直、本来の強力阪神打線ならば、プロ未勝利の投手が易々と抑えることなどできないでしょう。
ただ、今日に限っては、その力関係を逆転させるだけの、
気持ちやモチベーションでの差があったということでしょうか。

・個人としての目標

もう一人、気を吐いたのが梵です。
先頭打者本塁打を含む3安打3打点。
彼の場合も、高いモチベーションを維持できています。

なにより盗塁王というタイトルを争っており、打率3割という目標もあるはず。
また、去年は2軍でシーズンを終えるという屈辱でしたが、
今季はチームで唯一、フルイニング出場を続けています。
最後まで気持ちを切らさず、全うしたいという気持ちが強いのではないでしょうか。
posted by コービー at 23:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする