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2010年04月30日

「俺も」ではなく「俺が」

広島9−0中日
序盤の大量得点で久々の大勝。

今季初めて、序盤で試合を決めました。
大量点に守られて先発青木高も完投。しかも完封。

いくら先発投手の体力が余っていたところで、
負けている展開であったり、接戦でピンチを作ったりすれば、
継投に切り替えざるを得なくなります。
そういった意味で大量点は非常に喜ばしい。
ただ、貧打に悩んでいた最近の試合のことを考えると、他の試合に分けたい気もします。

口火を切ったのは初回に飛び出した天谷のソロ。
チーム6試合ぶりの一発が呼び水となって、
3回裏には倉の満塁弾!さらに梵が2ラン。

一人が打てば、「俺も」と皆が打ち出す。
仲が良いのは悪いことではないですが、
他の選手が打てずに苦しんでいるとき、
試合を決めるような一打を打つ選手がほしい。
「俺も」ではなく「俺が打つ!」という気概が求められます。

・先発2本柱

青木高は129球の初完封で今季初勝利。
これで5戦連続6回以上2失点以内という安定感。
マエケンと並んで、2本柱になりつつあります。

今日に関しては相手の反撃意欲があまり感じられなかったこともありますが、
それでも序盤をしっかり無失点で抑えたことが、
味方の援護を導いたともいえるでしょう。

今季からトルネード風になった投球フォーム。
より軸足の踏ん張りが必要とされる新しい形であるだけに、
登板が増えるにつれて疲労が出るかもしれません。
なんとか暑い時期も乗り越えて、1年間通して投げてほしいところです。
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2010年04月29日

練習では見えない力

広島0−8横浜
連敗で単独最下位に転落。

怒りを通り越して呆れる、という言葉がありますが、
残塁の山で怒りを感じさせたのが昨日の試合なら、
今日は貧打と拙守で、大型連休初日に訪れた大勢のファンを呆れさせる試合になりました。

スコアこそ見れば投手陣も崩壊した印象ですが、
先発スタルツは5回2失点とまずまずでしたし、
その後も終盤までは試合を作りました。

やはり問題は三塁をも踏めずに完封負けし、
守備でも投手の足を引っ張った野手陣でしょうか。
後味の悪い負け方をした昨日の試合を引きずっているかのように精彩を欠きました。

選手として必要なものは打撃や守備の技術だけではありません。
逆境にも負けない精神力、チャンスをものにする集中力、
試合状況を常に把握する観察力、相手バッテリーを読む洞察力、などなど。

今日のような試合をしてしまうと、チームとして、これらの力の無さを感じます。
12球団ワーストの打率、得点力であるのも、
単に打撃技術が劣っているだけでなく、精神面も含めた総合的な差があるからでしょう。

謙二郎は現役から気持ちが強い選手であり、
今日のような敗戦は「一番したくない試合」と表現しました。
ただ、そういった選手を起用しているのも監督であるわけで、
練習だけではわからない「力」を備える選手を見極めて起用する必要があるでしょう。
試合に出しながら各選手の奮起や成長を待ち続つのは気が長くなる話です。

近年、カープの2軍はウエスタンリーグで低迷を続けました。
そのため1軍に上がっても負け犬根性が拭えないのでしょうか。
ただ、現在2軍は7連勝中。
そう考えると将来に向けての明るい話題にはなるのですが。

・今日の前田起用ポイント

2点を追う6回裏。
二死一二塁の場面で打席はフィオにまわりました。
フィオは1軍に復帰したばかりで、それまでの2打席も良いところはなく、
代打で前田を起用する手もあるかと思いました。

ただ、結局そのままフィオが打席に立ち、凡退して無得点。
その直後の7回表、先頭の内川のレフトへの打球をフィオが判断を誤り三塁打に。
致命的ともいえる追加点を許す要因となりました。

たらればですが、代打を送っていたら試合展開はまた変わったものになったかもしれません。
結局、点差を広げられて前田を出す機会もなく試合が終わってしまったわけですから、
ファンとしても非常に残念な結果となってしまいました。
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2010年04月28日

塁に出る打者、還す打者

広島1−2横浜
残塁の山で連勝ならず。

残塁14という恐るべき数字が残りました。
いや、残塁数だけならば過去にもっと多い記録があるでしょうが、
ホームに還したのがたった一人のみという、
1:14という比率となると結構な記録じゃないかとも思えます。

残塁の多さは今日に限った話ではなく、
先週の阪神戦から7試合で計63残塁。
1試合平均9残塁と、とにかく多いものがあります。

それにしても、今日は7盗塁もしたにもかかわらず、わずか1点とは。
これは現在の機動力野球の限界を意味しているのでしょうか。

監督の目指す野球を体現するため、
クリーンナップの3番、5番にも足の速い選手を置き、
常に次の塁を狙う状況を作り出そうとしています。
そして、その意図通り今日はたくさん走りましたが、しかし、ホームが遠い。

チャンスで一打が出ないだけという評価も間違いではないでしょう。
しかし、走者を還す打者を置いていないという見方もできるかもしれません。

足が速い選手。
走者がいない場面では、四死球は安打と同程度の価値がありますので、
バッテリーはストライクを取りにきますが、
走者がいる場面では、まず安打を許したくないので配球が厳しくなります。
だからチャンスになると打てない、と。

一方、長打のある打者。
走者がいない場面では、本塁打を打たれても1点なので、
バッテリーは強気に攻めることができますが、
走者がいる場面では、長打を警戒するので、必然的に配球は偏ります

もし、打者が「塁に出る役割」と「走者を還す役割」に二分されるとすれば、
前者だけでは、塁上を騒がすも、なかなか得点できないのも無理はないでしょう。
やはり打線には長打のある選手も何人か置き、バランスを考える必要があるかもしれません。

もちろん、足が速くて長打もあればいいのですが、
球界広しといえど、そういった選手は限られています。

いや、そういえば監督は3割30本30盗塁を成し遂げた、
限られた選手のうちの一人でした。
もし、同じような活躍を他の選手たちにも求めているのならば、
さすがにそれは無理だと思うのです。

・還す打者の起用法

今、広島で最も走者を還す役割を期待できるのは前田ですが、
その打者を8回裏の先頭に代打で送りました。
23日の巨人戦でも走者なしの場面で起用しましたが、
これらはちょっと疑問に残ります。

たしかに先頭打者が出塁すれば、得点の確率は上がるかもしれません。
足が遅くとも、代走を出せばいい、と。
ただ、やはり前田は走者を還す選手なのです。
そういったタイプが少ないチームにおいて、
走者がいない場面で貴重な打者を使うのは勿体無い。

今日も満塁や一二塁といった場面が何度もありました。
ここで躊躇なく使ってこそ、前田も輝く。
代打に前田を送られて、不満を漏らす選手はいないでしょう。
ファンも同じ。たとえ凡退しても納得できます。

前田以外に走者を還すタイプの打者といえば、
現在の1軍では嶋、ヒューバーあたりでしょうか。

嶋は、21日にスタメン出場し2打数2安打1四球、
23日には代打で出場して2ランを放ったにもかかわらず、
その後スタメン復帰はありません。
しかも、代打をコールされても、
左投手が出るとさらに代打を出されて終了という試合が増えています。
これも勿体無い起用に映ります。

また、ヒューバーは今日3打数1安打。
いずれも当たりは良く、期待を抱かせる内容でした、
彼をスタメン起用するというならば、
7番という打順ではなく、思い切って中軸に置くのも一手では。

・勝ちが逃げる四球

先発齊藤は比較的安定した内容で6回2失点。
ただ、2失点した5回表、二死一塁から井手に許した四球が、
あまりにも無意味であり、勿体無い投球でした。

せっかく相手が無死から出た走者を進められずに苦しんでいるのに、
むざむざと四球を与えて走者を増やすと、
四球直後の初球、まさにストライクを取りに行った球を痛打されました。

勝てない投手の典型ともいえる、一つの四球。
このあたりを無くさないと、やはり勝てる投手にはなれないでしょう。
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2010年04月27日

孤軍奮闘する投手の評価

広島3−0横浜
9連戦の初戦に勝利。連敗は3でストップ。

勝因をいくつか掘り出そうとしたところで、
マエケンの快投以外に見つかりません。
むしろ試合に負けていたら敗因になっていたであろうシーンばかりが目につきます。

打線が3得点した8回裏にしても、
バント失敗や走塁ミスが絡んでおり、手放しで褒められるものではありません。
ただ、マエケンに代打を送っていただけに、
とにもかくにも勝ち星がついて良かった、と。

これで月間MVPがグッと近付いたといえますが、
それでもまだまだ確定とはいきません。
同じく4勝を挙げている投手に巨人の内海と東野がいます。
内海は1軍登録を抹消されたので上積みはありませんが、
東野は今月中にあと1度の登板が予想されます。

東野が5勝となれば、さすがにマエケンが防御率と奪三振の2冠でも厳しいでしょう。
首位快走に貢献した投手と、孤軍奮闘するもチームが低迷している投手、
やはり前者が評価されてしまいます。

マエケンが投げる試合のカープ打線の援護は6試合で17点と、1試合平均3点未満。
精神的にも非常に困難であるはずなんですけどね。

・チームの方針と自身の役割

8回裏、同点で一死一塁の場面。
エンドランのサインで打者小窪がセンター前に安打を打ったにも関わらず、
代走に送られた一塁走者中東は二塁でストップしました。
たしかにライナー性であり、外野手に捕られる可能性があるように見えたのかもしれませんが、
すでにセカンド付近に到達していたのですから、三塁まで進める打球でした。

今季、カープは少しでも次の塁を狙う野球を目指しており、
実践しなければ勝ち星を積み重ねられないのも事実。
また、中東自身も俊足を売りにする選手であり、
結果を残せなければ2軍に戻される立場にあるのですから、
間違いなく進むべきでした。

東出の安打で結果オーライになったとはいえ、
展開によっては勝敗をも左右していたかもしれないワンプレーだけに、
内容には拘って、反省したいところです。
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2010年04月26日

横浜、中日、横浜9連戦プレビュー

広島に戻り、マツダスタジアムで横浜と3戦。
引き続き中日と3戦。
その後横浜へ移動し、再び横浜と3戦。

先発予想は、前田健、齋藤、スタルツ、青木高、小松、今井、前田健、齊藤、スタルツ。
今週こそ今井の1軍登板を期待します。
もし無理だとしても、誰か一人は谷間で先発する必要が出てきます。
今回ばかりは誰か一人が中4日で投げれば済む話ではありませんので。
また、マエケンと齊藤の順が入れ替わっていますが、
そうすることで、交流戦前最後の試合にマエケンが投げることができるようになります。

横浜は、ランドルフ、寺原、清水。
中日は、チェン、バルデス、山内あたりでしょうか。

・プレビュー

先週は1勝4敗。
その前にあった勢いはどこへ行ったのか。
マエケンが投げた試合以外は勝てないという、本来の姿に戻ってしまいました。
前回に好成績を残したマツダスタジアムに戻って仕切り直しです。

おなじみゴールデンウィークの大型連戦。
鯉の季節とは言いつつも、ここ2年は結果を残せていません。
ただ、横浜戦が6戦あるという少々偏った日程であり、
下位で並ぶ相手に負け越すようなことは避けたいところ。

スタルツの加入、今井に復帰の目処がついたことで、
開幕からの懸案だった先発投手は改善される可能性が見えてきました。
最近は、むしろ打線の勝負弱さが目立ちますので、
打順の組み換えなども考慮に入れつつ、繋ぐ意識を取り戻したいですね。

・天気

広島県南部 降水確率 天気
4月27日(火) 10% 雨後晴
4月28日(水) 50% 晴後雨
4月29日(木) 40% 曇後晴
4月30日(金) 20% 晴時々曇
5月1日(土) 30% 曇時々晴
5月2日(日) 20% 曇時々晴
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2010年04月25日

裏目に出たスイッチ

巨人8−2広島
対巨人戦、6戦全敗。

終盤まで競った先の2戦とは異なり、
今日は中盤に点差を広げられての大敗に。

4回裏、謙二郎は先発小松に代えて上野をマウンドに送りました。
この回、巨人は下位打線でしたし、
その次のカープの攻撃では投手に打順が回ることを考えると、
代える必要性というのは、あまりなかったように思います。
ただ、謙二郎としては、復調気配の見せない小松に痺れを切らし、少しでも安全にいくために、
また、流れを変えて反撃体制を整える意味でも、投手交代を決断したのでしょう。

しかし、結果は投手オビスポにホームランを打たれてしまい、
完全に裏目なってしまった格好です。
麻雀でいえば、安全に打ちにいったつもりが、逆に振り込んでしまったようなもの。
こうなってしまうと、今季巨人に5戦全敗していることもあり、
ベンチに漂う脱力感のようなものは拭い難いものがあったでしょう。

たしかに偶然ともいえる一発でしたが、
それは単なる1点ではなく、流れを完全に巨人に渡す分岐点だったように感じました。
その後、マウンドに上がるカープの投手が軒並み失点を積み重ね、
打線は2併殺などを喫して無得点に終わったことは、
流れを失ってしまった事実を物語っているといえるでしょう。

・2本塁打2打点

とにかくこの巨人3連戦、同点に追いつくことはできても、なかなか勝ち越すことができません。
昨日、野手を総動員して1点をリードするのがやっとという状況。
今日も2回表、相手のミスが重なって2点差を追いついたものの、
なおも無死二三塁で、石原、小松、東出が倒れて、一気に勝ち越すことはなりませんでした。

ここで目が向くのは、無死で打席に立った石原です。
次が投手ということを考えれば、なんとか彼で1点は取りたかった。
打球によっては内野ゴロでも得点する可能性はあっただけに、
浅いフライという結果はいただけません。

今季これまでの石原の成績は、なんと2本塁打2打点。
つまり、打点はソロホームランの2点のみということです。
走者いる場面で打席に立っても一度として還していないという事実は、
いくら捕手とはいえ寂しすぎるものがあります。
捕手の打撃は打線全体の得点力に大きく影響するだけに、
状況や配球などを的確に判断して、もう少し打点を稼いでほしいところです。
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2010年04月24日

弔い合戦

巨人7−4広島
対巨人戦、5戦全敗。

試合を終えて浮き出る感情は、悔しいの一言。
もちろん巨人と5戦して一度も勝てない事実は屈辱なのですが、
キムタクを追悼する試合、弔い合戦で敗れたのがなによりまた悔しい。

たしかにブラウン監督の構想に入らず、トレードで放出してしまったわけですが、
カープに11年も在籍した思い出深い選手であることは間違いありません。
それだけに、巨人ばかりが勝利のインタビューで故人への想いを口にしているのは、
どこか独占されたようで妬ましくもありました。

キムタクが倒れたときも、亡くなったときも、誕生日も勝利してきた巨人に、
一矢報いるにはこの試合しかありません。
カープの選手やファンにとっても特別な存在であることを、
勝利することで証明してほしかった。

ただ、結果は逆転満塁弾を許すという、
むしろ相手に花を持たせる劇的な負け方。
謙二郎は善戦したという評価を与えたようですが、
正直、それでは物足りないのです。

・延長を恐れて

なりふり構わず代打代走を投入したこの試合、
9回表に琢朗を代打で起用した時点で、
野手をすべて使い果たしてしまうという、総力戦となりました。

それだけに、同点に追いつかれて延長に突入しては圧倒的に不利になる。
そういった考えがベンチにも投手にもあったように思います。
それが1点勝ち越した後の8回裏に表れていました。
マウンドに上がった高橋建は慎重になり、先頭の小笠原に四球。
そしてベンチは一死二三塁から長野敬遠による満塁策。

思いっ切り結果論となりますが、長野と谷を天秤にかければ、
やはり実績実力ともに優るベテランのほうが怖いものがありました。
一死二三塁から長野と勝負して運良くアウトが取れたなら、
谷を歩かせて次の脇谷とすれば、抑える可能性があったかと。

積極的に選手起用した謙二郎の策は、
なんとか1点のリードを奪うことに成功しましたが、
しかし、逆に駒を使い切ってしまったことで、
その後が消極的になってしまったように感じました。

・シュート投手には左打者を

巨人先発は予想されていた通り西村でした。
しかし、シュートが武器のこの右投手相手に、
謙二郎は末永も嶋という左打者を使わずに、右打者を多く並べました。

結局、西村から奪った安打3本はすべて左打者が放ったもの。
右打者は1安打もすることができませんでした。

たしかに末永は昨日の試合で精彩を欠き、外されてもおかしくない内容でしたが、
それならば代打でホームランを打った嶋を起用する手もあったでしょう。
もし、長打力ではなく、スタメンはあくまで走力にこだわるというなら、
もっと小技で走者を進めるべきではなかったでしょうか。
同点の4回表、無死から栗原が死球で出塁しましたが、
続く廣瀬は初球をあっさりライトフライ、そして次の赤松が併殺となりました。
シュート投手相手に右打者は併殺のリスクが高いことを考えると、
5番といえど、堅実に送った方が良かったのでは。
posted by コービー at 23:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月23日

細部まで突き詰めたい采配

巨人10−4広島
巨人と4戦して未だ勝利なし

東京ドームへ行ってきました。
降水確率はかなり高かったのですが、雨は小雨。
もちろん開催には影響ありませんが、4月下旬とは思えない異常な寒さで、
ドームの中も上着が手放せない環境でした。

先発投手は予想されていた通り、来日初登板のスタルツ。
快調にストライクを投げて1、2番を抑えましたが、
小笠原には警戒したのか四球を出し、ラミレスには2ラン。
四球の後にホームランとは、これまた最悪の形でしたが、
その後は中盤まで安定した投球を見せてくれました。

CIMG1609.jpg
来日初登板のスタルツ

3回表には東出にまさかのホームランが飛び出しました。
現役で最もホームランから離れている選手。
昨日、東出の前回のホームランについて調べたばかりだったこともあり、
いきなり目の前で飛び出すとは、驚きです。
長年打っていないとは思えない、ライナー性の見事な当たりでした。

CIMG1610.jpg
5年ぶりのホームランで梵とタッチする東出

試合は終盤まで競ったものの、敗戦。
接戦といえば接戦でしたが、
何度も塁上を賑わせながら一度も勝ち越すことはできず、
最後にはしっかりトドメを刺された形です。
勝てるチャンスは十分あったようにも感じますし、
点差や展開以上に目に見えない差があるようにも感じました。

・難しかったスタルツ交代のタイミング

初登板となった先発スタルツは5回2/3を5失点。
ただ、その投球内容は決して悪いものではありませんでしたし、
今季十分に戦力になってくれるという期待を抱かせるものでした。
制球を乱すことなくストライク先行の投球ができ、
緩い変化球を使って緩急をつけることもできますし、クイックなどの不安も少ないように見えました。
直球の球速は平均すると140km前後でしたが、自分が見た限りでは最速で146km出ており、
コンディションが上がればコンスタントに出るようになるかもしれません。

6回裏の3失点は不運な面がありましたが、スタミナ切れも理由ではないでしょうか。
アメリカでは球数を多く投げることはなかったでしょうし、
来日して調整登板を一度も挟んだだけという状況では、
100球どころか80〜90球が限界だったのでは。
ベンチとしても球数のことは頭にあったとは思いますが、
次の回スタルツに打順がまわること、相手打線が下位に向かったこと、
勝ち越された後も左打者だったいうことを考えれば、
代えるタイミングが非常に難しかったのでしょう。

・残塁の山と前田の起用

前田は8回表一死走者なしという場面で登場しました。
ランナーを還す仕事を期待する打者であり、
残塁を12も数えた試合で、これはあまりにも勿体無い起用です。
前の打者の嶋がホームラン打つことは想定外で、
走者が残るものとして当初の予定通り代打に送ったのでしょうが、
一発が出た時点で予定を変えることもできたはず。

そもそも、前田を使う最大のチャンスは前の回にありました。
7回表二死満塁で打者末永の場面。
たしかに末永は5番に置く打者であり、彼自身の打撃センスに期待できる部分はあります。
ただ、16日の試合でも末永に代打を送っていますし、
この日の席の内容があまりにも悪すぎました。
過去にも前田を早い回で出すことは何度かありましたし、
ここで動いたとしても決して不思議ではありません。
巨人戦ということで構えてしまっているのは謙二郎自身のようにも思えます。

・状況に応じた捕手起用

1点差の8回裏、二死満塁。タイムリーを打たれて試合の大勢は決しました。
脇谷が見せたのは外角変化球を読んでいたような打撃。
バッテリーとしては内角を使えば抑える確率は上がったでしょうが、
満塁ですから使うのは難しい面もあります。

この場面、石原が交代し、代わった倉にも代打が送られたこともあり、
會澤がマスクをかぶっていました。
まだまだ1軍経験が少ないこともあり、ちょっと思い切った攻めはできなかったのかもしれません。
また、変化球を捕り損ねるシーンが何度かあったので、
篠田としては暴投の恐怖もあって、思い切り投げ切れない部分もあったのでは。

思うに捕手の投入順は逆だったのではないでしょうか。
3点差を許した状況では、追うしかない立場ですから打力に期待できる會澤を起用し、
点差が縮まって細かい配球やキャッチングが要求される展開では、ベテランの倉を起用する、と。

もちろんこれは試合後に振り返って導く結果論ではあります。
監督は未来を予知できるわけではありませんし、
ここまで細かい采配を要求するのは酷かもしれません。
ただ、やはりベンチも含めて、無駄のない動きをしていかないと、
巨人のようなチームには互角に戦えないでしょう。

おまけ写真

CIMG1629.jpg
阿部慎之助デーということらしく、慎之助プリッツが配布されました

CIMG1616.jpg
栗原の打撃成績、見事に2並び

CIMG1617.jpg
スコアボードの誤表示、本来の6回裏は3点止まり
posted by コービー at 23:42| Comment(0) | TrackBack(0) | スタジアム観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月22日

大きかった昨日の勝利

広島(中止)阪神
今季2度目の雨天中止。

降水確率も高く、早くに中止が決定。
先発予定は小松でした。
今井は今週もウエスタンで登板しており、1軍登板は早くても来週以降。
齊藤の中4日の可能性が濃厚でしたので、恵みの雨といえるでしょう。
小松はおそらく日曜にまわることになるはず。

今日の試合が流れたことで、昨日は本当に大きかったと思えます。
阪神に勝てないまま次のカードに移っていたら、
嫌なイメージを長く引きずるところでした。
posted by コービー at 23:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月21日

黒田が重なって見えた

阪神1−2広島
今季の対阪神戦初勝利。

8回裏、一死満塁のピンチを連続奪三振で切り抜けると、マエケンが吠える__。
1点を必死に争うプロ同士の対決。
非常にしびれる試合でした。

終盤まで打線の援護は1点のみでしたが、それでも集中力を切らすことなく投げ続け、
9回表にようやく出た追加点で勝利投手に。
まさに自らその権利をもぎ取ったような形です。

去年は援護の少なさに不満を露にすることもありましたが、
今年はそんな素振りを見せません。
打線の援護がなかった前回登板後も、
たった1点のリードを守れなかったことへの反省を口にしていました。
こういった内面の変化があったからこそ、
最大のピンチでも集中力を切らさずに切り抜けることができたようにも感じます。

今季の試合内容や姿勢を見ていると、かつての黒田を思い出します。
周囲の期待と失点の責任をすべて背負い込み、
それでも重圧に屈することなく終盤まで投げきる。
早いペースでエースへの階段を上っているとは思っていましたが、
気付けば結構な高みまでたどり着いているようにも感じます。

・5年前を思い起こした一発

決勝点は9回二死フルカウントから、まさかの小窪の一発でした。
変化球に泳がされましたが、打球は風に乗り、甲子園で唯一浅いポール際へポトリ。
浜風に助けられる、右打者ならではのホームランだといえます。
2回一死一二塁でのファールフライや、7回無死一塁からのバントミスなど、
今日は良いところのなかった小窪ですが、最後に取り返しました。
お世辞にも会心の当たりとは言えず、
まさに意地と執念で押し込んだようにも思えます。

甲子園で伏兵のソロ一発が決勝点となった試合となると、
東出のホームランによる1点で勝った試合を思い出します。

2005年7月17日、阪神−広島。
9回を終えて両チーム無得点の試合は、
延長10回表に東出がレフトへ放った本塁打が決勝点になり広島が勝利。

現在、現役で最もホームランから離れている打者が最後に打った試合です。
しかも、ポール際の浅い場所ではなく、左中間に打ち込んでいる事実も驚き。
また、現在の監督がまだ現役であり、一塁手でスタメン出場しているのも、
月日の長さを感じさせます。
posted by コービー at 23:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする