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2009年12月23日

契約更改まとめ2009

高橋建の復帰が決まりました。

不惑を迎えた左腕ですが、去年はカープで8勝5敗の成績を残し、
まだまだ投げられる状態でメジャーに挑戦したわけであり、
きっと来季も貴重な戦力として働いてくれることでしょう。
ただ、ルイスの退団が決定してから動き始めたところをみると、
球団は絶対に欲しい戦力とは考えていなかったことも窺えます。
個人的には、日本ハムからFAしながらも行き先を失っていた藤井に手を挙げるぐらいなら、
愛着のある建さんにオファーを出せばと思っていたので、結果的オーライです。

役割に関しては、監督、コーチと相談して決まるようですが、
本人は先発投手として投げたい意向を仄めかしています。
もちろんルイスが抜けたことを考えると、その穴を埋めてほしいところですが
去年1年間、アメリカで先発として投げていなかったこと、
また、カープに若い先発投手が育ってきていることを考えると、
絶対的に不足している左の中継ぎとしてプレーしてもらうのがベストのような気がします。

・契約更改終了

先週、契約更改のトリを務めた永川がサインし、カープ全選手が終了しました。
ということで、少しまとめてみようかと思います。

アップ総額 1億3450万円
新人選手 5060万円
+1億8510万円

ダウン総額 1億250万円
退団・引退選手 7100万円
−1億7350万円

差し引き、選手側が+1160万円

育成選手含む。外国人選手は含まず。
一度戦力外となり、育成選手として契約した河内はダウンとしました。
同じく育成として再契約した山中は年俸維持として計算せず。

最高年俸は永川の1億6000万円、
1億円プレーヤーは、永川と栗原の2人と変わらず。

・総年俸は上昇

最大アップでも大竹の3000万円であり、
栗原や永川が倍増した去年と比べても、お寒い印象を受けます。
実際、一部の新聞などでは「更改厳冬」との文字が見受けられました。

しかし、年俸を計算してみると、選手側がプラスとなっていることがわかります。
さらに、野手で最高評価だったであろう東出が4年契約の2年目であるため年俸の変動はなく、
ここに含まれていないインセンティブ面が大きかったと考えると、さらに選手側にプラス。

チーム成績は、前年借金1の4位から、今年は借金10の5位であり、
世間の経済状況を考慮しても、総年俸が上がっているのは不思議とも思えます。
これには新球場効果による集客アップが影響したでしょうか。
また、黒田、新井が抜けて以来、総年俸自体が低い水準だったともいえます。

・減額制限は越えず

個人に目を移してみると、大竹はチーム最大となる3000万円アップ。
先発ローテーションを1年間守り、二桁勝利、防御率2点台は立派。
ただ、大台突破とならなかったのは、8敗して貯金を2つしか作れなかったのが原因でしょう。
それに、どこか1億円プレーヤーの肩書きも早い気がしますし。

大竹とほぼ同等の評価となったのは2300万円アップの前田健。
8勝14敗という数字だけでは考えられないものですが、
打線の援護がなかったこともあり、細かい査定で多くのプラスだったはず。
チームトップとなる193イニングを投げたことを一番評価されたでしょうか。

意外だったのは、500万円アップ石原。
打撃成績が揮わず、厳しい査定になるかと思われましたが、
ほとんどの試合でマスクをかぶった守備面が評価されたようです。
彼に関しては配球面も疑問視されましたが、
おそらくそのような絶対的指標がない要素は査定に含まれないでしょう。
代わりにチーム防御率を下げたことが評価されたようです。
ただ、防御率に関しては、投手の成長もありますし、
なにより今季は球場が広くなった影響が多分にあると思うのですが。

永川は現状維持の1億6000万円。
救援失敗が目立った今季は、ダウンもあるかと思いましたが、
重圧の中で1年間通して投げたことが評価されたようです。
防御率は2点台とまずまずですが、
抑えという特殊なポジションにおいては、その数字は度外視すべきでしょう。

前田は減額制限一杯の40%ダウン。
今季は1試合も出場がなく、他球団のベテラン選手の例を見ても、
半額以上のダウンが避けられない状況かと思われましたが、
まだ衰えてはいないとの判断なのでしょう。
それ以上に、まだまだチームの「顔」であることが、
球団側にダウンを躊躇させたようにも感じます。

カープは過去、限られた資金の中で経営し、またFA制度に対抗するため、
極端なアップもない代わり、減額ペースも緩やかであるという、
年金制度のような方針を取ってきました。
前田も活躍ほど上がらなかった印象がありましたし、
その点も配慮されているかもしれません。
posted by コービー at 22:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月17日

国産大黒柱の必要性

松井秀喜のエンゼルスへの移籍が決まりました。
エンゼルスのチームカラーは赤ということで、なんと赤ゴジラが正式に誕生。
今季不振に終わった嶋としては、
来季は野球選手としてのアイデンティティーを取り戻す1年になります。
そんなことはないか。

それにしても、カープにとって衝撃的だったのはルイス退団のニュースです。
シュルツや新外国人との契約の情報は入ってきたのに、
肝心のエースの情報がなかったので、ちょっと不安ではあったのですが。

黒田が移籍した後の穴を十分に埋め、
2年連続で二桁勝利を挙げ、奪三振王に輝いた投手。
なにより成績以上に、相手チームに嫌だと思わせる存在感がありました。
彼が抜けることによる影響は計り知れません。

ただ、ルイスとしても家族の問題があるようですし、
アメリカで良い契約の目処がついたのなら、当然といえば当然の選択でしょう。
もともとメジャー級の実力があったわけですし、
いつアメリカの舞台に復帰してもおかしくなかったといえます。

やはり外国人に頼りすぎていては、
今回のように突然、チーム構想が揺らぐほどの影響を受けてしまいます。
もちろん長く日本で活躍する選手達もいますが、
大黒柱は日本人であることが理想といえるでしょう。
3連覇を達成した巨人でさえも、
原監督が「日本人の絶対的エースが必要」として山口の先発転向を決断したように
試合数の少ないプレーオフがある現制度を勝ち抜くには、その存在が不可欠といえます。

来季、先発の軸は大竹と前田健になるでしょうが、まだまだ絶対的な存在ではありません。
他の選手達としても先発のチャンスが広がったわけですし、
それぞれが自分が引っ張るんだという気概を持ってほしいところ。

また、先日新人選手の入団会見がありましたが、
今村は予想外に早くにデビューすることになるかもしれません。
高卒の選手は体力的な問題もあり、本来は大事に起用してもらいたいのですが。
posted by コービー at 23:41| Comment(1) | TrackBack(0) | 編成 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月10日

外国人野手2人の事前予想

球団は、ジャスティン・ヒューバー内野手、ジェフ・フィオレンティーノ外野手、
二人の新外国人選手と契約が成立したと発表しました。

2人同時発表となったわけですが、より重責が大きいのはヒューバーでしょう。
栗原をサードにコンバートしてまで迎えるわけですし、
長打者が少ないチーム状況を考えても、チームの上位進出の鍵を握っているといえます。
今季、3Aのオールスターではホームラン競争にも出場していたようで、
広い新球場でも一発が期待できそうです。
新監督が自らの希望で獲得したわけですし、おそらく開幕から一塁を守り続けるでしょう。

一方、フィオレンティーノは左打ちの外野手であり、
天谷、末永、嶋、さらには復活を期する前田や、若手の岩本や丸を含めれば、
チームにおいて最も充足しているポジションです。
層の厚さを考えると、開幕時に1軍にいるかどうかはは未知数といえます。
ただ、今季のメジャーでの成績、打率.281、出塁率.351は、打席数が少ないとはいえ立派で、
走攻守三拍子揃った外国人野手としてブレイクする可能性を秘めています。
シュールストロム在米スカウトの推薦というのも心強いところ。

また、両者に共通するのは、27歳、26歳と若いこと。
これは近年の外国人野手補強にはない傾向です。
将来性がありますし、日本野球にアジャストできれば、
何年にもわたって活躍してくれる可能性もあります。
多少、こちらも根気よく見守る必要があるかもしれません。

とにもかくにも、アルバラードと併せて、新外国人選手3人すべて揃いました。
残留のルイス、シュルツに加え、来季の開幕は外国人5人体制となります。
(正確には、まだルイスとは契約できていませんが)
最近は、ドミニカアカデミー組を除いて、外国人5人体制が定着しています。
外国人枠4つ、プラス、怪我や活躍できなかった場合を考えて1人。
1軍にあまり出場できずに終わる選手も出てしまいますが、
保険の意味でも、競争させる意味でも、決して無駄な投資ではないでしょう。
例年、シーズン途中に補強もしていますが、
最初のメンバーがそれなりのパフォーマンスを見せてくれれば、その必要はないはずです。

・契約更改の注目は

オフのもう一つの話題は契約更改。
主力選手も続々と更改が始まっていますが、
投手、野手ともに大活躍したといえる選手がいないのが寂しいところ。
残る中での注目はむしろ、今季出場ゼロに終わってしまった前田でしょうか。
減額制限を越えるダウンは確実な状況です。

過去の例として挙げたいのは緒方。
2007年、わずか15安打で打率.181に終わり、年俸は1億から4500万円までダウンしました。
ただ、このときはコーチ兼任になっていますので、
選手としてだけの契約なら、もっとダウンしていた可能性もあります。

今季の推定年俸が1億2000万円だった前田ですが、
50%以上のダウンは避けられない状況でしょうか。
ちょっとショッキングな数字でもありますが。
posted by コービー at 23:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 編成 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月03日

新外国人の映像発見

球団は、新外国人のジャンカルロ・アルバラード投手との契約が締結したことを発表しました。

この投手、メジャー経験はありませんが、
台湾の統一ライオンズでプレーしていたとのこと。
アジアシリーズでも投げたことがあると聞いたので、
映像を探してみたところ、発見しました。
台湾のテレビの映像になります。
http://www.youtube.com/watch?v=4QXG0BbU3e0

なるほど、左足を右側に踏み込んでクロス気味に投げるため、
変則的で打者は打ちにくそうです。
走者を出してからのセットポジションの投球もまずまず。
極端に制球を乱すことはなさそうです。
この試合、中島、G.G.佐藤が抜けているとはいえ、
優勝した西武打線を6回3安打無失点に抑えていることを考えると、
日本でもそれなりの投球は見せてくれそうです。

ただ、ルイス、シュルツほどの活躍が期待できるかというと、難しいような。
やや横手気味の投げ方は、左打者に対して有効といえませんし、
チーム事情を考えると、失敗覚悟で左投手を獲りに行く手もあったように思います。

「先発でも中継ぎでもいける」という話ですが、
中継ぎには梅津、林、青木勇と横手タイプが揃っていることを考えると、
最初は先発として起用していくのではないでしょうか。
なにより外国人枠の関係もあるので、
まずは競争に勝って1軍入りすることが前提になりますが。
posted by コービー at 23:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 編成 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする